障害者グループホームの入居から利用継続の流れ⑤「サービス等利用計画」
障害福祉サービスの利用の流れ
今回は障害福祉サービスを利用する時に必要なサービス等利用計画を見ていきます。
「サービス等利用計画」とは、障害福祉サービスの支給決定を受けている方が、地域で生活していく際に必要となる様々なサービス等を上手に活用するために作る計画のことを言います。これらは市町村から指定を受けた指定特定相談支援事業所の相談支援員が本人のニーズに適った支給決定を受けることができるように「サービス等利用計画」を作成し、その内容を参考にして、市区町村がサービスの支給決定を行うほか、実際のサービス利用時には、障害福祉サービスを提供する事業所などの支援者が共有する「共通目標」ともなります。
「サービス等利用計画」を作成する相談支援専門員は、ご自身またはご家族などで選んでいただきます。また、作成の際には、相談支援専門員によるアセスメント(面接)や定期的なモニタリングを受けていただきます。
サービス等利用計画の作成には、利用者負担はありません。
セルフプランとは
「セルフプラン」とは、ご自身またはご家族などで「サービス等利用計画」に代わるものを作成します。ご自身またはご家族などで障害福祉サービスの調整を行える方には、比較的容易に計画を作成できる手段です。
現状では、相談支援員が不足している地域もあり、セルフプランで本人が作成する場合も多くみられます。
サービス等利用計画の作成し、様々なサービスが提供される際は、本人、家族、支援者の情報共有が大切です。
サービス等利用計画は定期的にモニタリングをする必要があります。利用者のニーズに合っているかを確認、再評価、再計画につながっていきます。