医療機関で医療的ケアと介護が受けられる「療養介護」について見てみます。
療養介護では、医療的ケアに加えて、機能訓練や食事や介護の支援、療育、リハビリなどを受けられる障害福祉サービスです。
対象となるのは、長期入院による医療的ケアを必要とし、障害支援区分5以上で、以下の①~③のいずれかに該当する人です。
①筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者などで気管切開を伴う人工呼吸器による呼吸管理を行っている人。
②筋ジストロフィー患者。
③重症心身障害者。
対象となる方は、常時医療的ケアが必要になる方もいて、家庭ではケアが難しい障害者の方を医療機関で療養する制度です。
利用期間の制限はありません。この制度を利用されている方は退院が難しく病院で過ごされる方も多いようですが、重度障害者等包括支援などを使って自立されている方もいらっしゃるようです。